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国立演芸場で落語を見るには?スケジュールや公演検索、前売・当日チケットの入手方法、座席図やキャパ、入場無料の展示室から駅からのアクセス・駐車場はどうなってる?

東京の寄席データベース
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日本の政治の中心と呼ばれる町・永田町には日本で唯一の国立の寄席「国立演芸場」があります。

東京の中心で江戸落語を楽しんでいるというのも風情があって一度は体験したいものです。

ここでは、国立演芸場で落語を楽しむためのチェックポイントをまとめてみました。

  • 国立演芸場で落語を楽しめる公演
  • 国立演芸場のチケットを入手する方法
  • 国立演芸場の座席やキャパ、見え方
  • 最寄駅からのアクセスと駐車場について
  • 無料で見られる演芸資料展示室
  • お得に国立演芸場を楽しめる「あぜくら会」
  • 2023年10月で初代の国立演芸場で閉場

とトピックに分けて紹介していきます。

気になるポイントがある人は、目次からクリックして直接移動していただいてもかまいません。

それでは紹介していきましょう!

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国立演芸場で落語を見るには?

最初は国立演芸場で落語を見る方法や興行について紹介します。

国立演芸場の公演の形態は2つあり、

  • 昼間は自主主催の寄席や興行
  • 夜間は貸会場として独演会など

などが開催されています。ここでは昼に開催される寄席や興行について紹介します。

まずは国立演芸場の落語会や寄席のスケジュールの確認方法と、国立演芸場主催の主な落語会や寄席について紹介します。

国立演芸場で開かれる落語のスケジュール確認方法(イベント予定)

最初は、国立演芸場で開催される落語会のスケジュール確認方法を紹介します。

国立演芸場で開催されるのは、国立演芸場が主催する寄席と貸会場として利用される場合があります。

スケジュールの確認については、国立演芸場のホームページの公演検索にて一覧で検索できます。

ホームページの「公演検索」や、「本日の公演」「今月の公演」「来月の公演」「再来月の公演」からも一覧で確認することができます。

一覧から公演は確認できますが、夜は貸会場になります。

貸会場公演のチケット入手方法や詳細情報は別のホームページなどに記載されいる場合もあります。

別の詳細情報へのリンクも各公演の詳細情報に貼られているので参考にしてみてください。

国立演芸場の主な落語会

次に、国立演芸場の主催する落語会を紹介していきます。

国立演芸場は、

  • 浅草演芸ホールや新宿末広亭のような定席と呼ばれるような10日ごとの寄席興行
  • 花形演芸会・国立名人会など月に1度開催される興行

があります。

定席(寄席興行)は、

  • 1日から10日まで開催の上席
  • 11日から20日までの下席

に分かれており。

10日ごとに、落語協会と落語芸術協会の協会所属の落語家・講談師・浪曲師・漫才師・コント師・曲芸などが入れ替わり出演します。

毎月1日から10日は上席として開催

8組の落語家・講談師・浪曲師・諸芸(漫才・コント・曲芸)が出演している。

月替わりで、落語協会と落語芸術協会の協会所属の落語家などが月替わりで交互に出演している

開催は、毎月1日から10日で12時15分開場・13時開演・16時終了予定(途中、中入休憩あり)

入場料金は学生料金やシニア料金などもあります。

  • 一般2,200円
  • 学生1,500円
  • 65歳以上1,600円

電話やインターネットから前売り購入が可能です。空席があれば当日入場も可能(料金同じ)

毎月11日から20日は中席として開催

8組の落語家・講談師・浪曲師・諸芸(漫才・コント・曲芸)が出演している。

月替わりで、落語芸術協会と落語協会の協会所属の落語家などが月替わりで交互に出演している

開催は、毎月1日から10日で12時15分開場、13時開演16時終了予定(途中、中入休憩あり)

入場料金は上席と同じ料金体系で、学生料金やシニア料金などもあります。

  • 一般2,200円
  • 学生1,500円
  • 65歳以上1,600円

花形演芸会は若手の注目株が出演

毎月1度開催される若手の落語家・浪曲師・講談師・漫才師・コント師などが出演する公演

4月から翌年3月までを区切りとして、レギュラー出演者を中心に出演者が決められている。(年2回の出演権を持つ)

このレギュラー出演者の中から、毎年「花形演芸大賞」と「金賞」が決められる。

「花形演芸大賞」の「銀賞」についてはレギュラー出演者以外の出演者から選出られ、翌年度のレギュラー出演者となる。

なお、出演は落語協会と落語芸術協会以外である、関西の落語家や浪曲師・講談師・漫才師・コント師からも選出されています。

午後13時開演(16時終演予定)の約3時間の公演(中入休憩あり)

料金は、上席・中席とは違ってきて以下の通りになります。

  • 一般2100円
  • 学生1500円
  • 65歳以上1500円

開催は月に一度開催されて、21日から月末までの土曜日に開催

チケットのインターネット発売は、開催前月の中旬の金曜日に発売。

電話予約や空き席があれば当日入場も可能(料金同じ)

2022年4月から2023年3月までの花形演芸会のレギュラー出演者
  • 入船亭小辰
  • 鏡味仙成
  • 桂華紋(上方)
  • 桂福丸
  • 神田伯山(講談)
  • 古今亭志ん五
  • 春風亭昇也
  • 笑福亭喬介(上方)
  • 玉川太福(浪曲)
  • 母心(漫才)
  • まんじゅう大帝国(漫才)
  • 柳家喜三郎(喜ぶは、七が3つの旧字体)
  • 柳家わさび
  • 鈴々舎馬るこ

がレギュラー出演者として選出されています(50音順)

国立名人会は、ベテラン・名人上手の顔ぶれ

月に一度開催されるベテランクラスから中堅までの落語・浪曲・講談を楽しめるのが「国立名人会」

午後13時開演(16時終演予定)の約3時間の公演(途中、中入り休憩あり)

観覧料金は、

  • 一般3,300円
  • 学生2,300円

他の公演と違い65歳以上の割引がないので、注意が必要です。

花形演芸会と同じく、月に1度の開催で毎月21日から月末までの日曜日に開催される。

チケットのインターネット発売は、開催前月の中旬の金曜日発売。

電話での予約や、空き席があれば同じ料金で当日入場も可能。

国立演芸場のチケットの入手方法は?

次にチケットはどうやって入手するのか?について紹介します。

チケットの入手方法としては、

  • インターネットから申し込みをして入手(国立劇場チケットセンター・チケットぴあ)
  • 電話で申し込みをする(国立劇場チケットセンター)
  • 当日窓口で購入する(現地にて支払い)

の3つの方法があります、1つずつ紹介します。

インターネットで予約をするには?国立劇場チケットセンター・チケットぴあ)

最初は、インターネット予約でチケットを入手する方法です。

インターネットでチケットが発売されているサイトは2つ

の2つから入手することができます

国立劇場チケットセンターでは、定席である上席・中席と国立名人会・花形演芸会などの主催の公演を取り扱っています。

チケットぴあでは、国立劇場チケットセンターと同じく主催の公演の販売もされています。

さらに、貸会場である夜公演のチケットも種類によっては取り扱いをしています。

どちらも、ネット経由で購入する場合には会員登録が必要です。

チケットぴあでは、セブンイレブンなどのコンビニからチケットの申込をすれば会員登録不要でチケットを事前に入手することもできます。

電話で予約することはできるの?

インターネットと同じく前もってチケットを入手する方法として電話予約の方法もあります。

受付時間は午前10時から午後6時まで

電話番号は、

  • 0570-07-9900(ナビダイヤル)
  • 03-3230-3000(一部IP電話などの場合)

となっています。

窓口は国立劇場チケットセンターとなっていますので、国立演芸場主催の公演の取り扱いになります。

当日のチケット入手方法

前もって予定がわからないという場合には、当日国立演芸場の窓口にで購入することも可能です。

寄席ということで、主催の興行では前売料金より高いという金額設定でないので、気軽に行くことができるのもポイントです。

予定が直前まで決まらない人は当日に購入する方法もお得に利用できます。

当日満席などの確認したい場合には、国立演芸場のtwitterなども参考にしてみてください。

いざ現地に行って満席だったということも避けられます。

国立演芸場の座席はどうなっているの?

チケットまで購入できたはいいけど、国立演芸場の座席や見え方はどうなっているのか気になる方もいらっしゃると思います。

国立演芸場の座席についてここから紹介していきます。

国立演芸場の座席表

座席表は、国立演芸場のホームページからも閲覧することが可能です。

こちらのページでもホームページから引用させていただき表示します。

座席は、上席・中席などの寄席興行では、自由席での設定となっていますので入場順で好きな座席に座ることができます。

国立名人会や花形演芸会は、指定席での販売となりますのでチケット購入時点で席が決定します。

夜興行に関しては、興行によって異なりますが基本的には座席指定での取り扱いとなっています。

国立演芸場の座席図
(公式サイトより引用)

座席数(キャパ)は、300席

国立演芸場の座席は、総席数300席となっています。

1列20席前後の14列となっています。

1列の座席が3分割されており、座席番号8~15番が中央の列となっています。

見え方やおすすめはある?

座席からの見え方も気になるところです。

見え方に関しては、舞台の高さがありますのでどの席からも見やすい構造となっています。

自由に席が選べる状態であれば、列の中央部分である座席番号8番から15番の間を狙ってみるとよいでしょう。

国立演芸場のアクセスは?

チケットも確保できたり、予定が空いた場合に直接向かう場合の国立演芸場のアクセス方法について紹介していきましょう。

国立演芸場のアクセスは東京メトロを利用するのがアクセスも近く便利に移動できます。

東京メトロのみで利用する場合であれば、24時間利用できる乗車券が600円で利用できます。

寄席以外にも外出の用事があればお得に国立演芸場まで行くこともできます。

国立演芸場の住所と地図

東京都千代田区隼町4-1

最寄り駅は永田町駅か半蔵門駅

国立演芸場の最寄り駅は2つあります。

どちらも東京メトロの駅となり

  • 半蔵門線・半蔵門駅の6番出口もしくは1番出口
  • 有楽町線/半蔵門線/南北線・永田町駅の4番出口

の2つです。

永田町駅からの行き方

永田町駅は、4番出口を出て最高裁判所の方向に向けて歩いていき、最高裁判所の前の道を左折。

そのまま直進して、裁判所の隣の建物が国立演芸場になります。

半蔵門駅からの行き方

半蔵門駅からは、1番出口を上がるとファミリーマートが見えてきます。

交差点を渡りファミリーマートまで向かい、そのまま道なりに行くと国立劇場が見えてきます、その隣に国立演芸場があります。

6番出口からも高速を背に向かうと、1番出口方面に向かいます。

そこからは同じようにファミリマートを目印に行ってみてください。

国立演芸場には駐車場はあるの?

国立演芸場には、国立劇場と共通の駐車場があります。

当日のチケットを提示すれば開演の1時間から終演時間まで利用することができます。

利用料金は、普通車で500円となっています。

収容台数が300台となっていますが、国立劇場(大小劇場合わせて約2000席)との併用となりますので注意をしてください。

周囲にも駐車場がありますが、駐車料金が高額になりますので車で行きたい場合は早めに確保すると駐車場料金も抑えられます。

国立演芸場の無料の展示室(演芸資料展示室)

国立演芸場の中には無料の演芸資料展示室があります。

開場時間は、午前10時から午後5時までで、受付窓口から演芸資料展示室を見たいと申し出るとみることが可能です。

展示内容は3か月ごとに内容が変更され、2022年12月1日から令和5年3月21日までは浪曲にまつわる展示「浪曲展」が開催されています。

開催期間中には、隣接される伝統芸能情報館などで関連のセミナーなども開催されます(セミナーは事前申込み・有料)

気になる講座があればチェックしてみてもよいでしょう。

あぜくら会は、国立演芸場の観覧料金が安くなる会員制度

国立演芸場には、割引が利用できるファンクラブ制度「あぜくら会」があります。

国立演芸場のほか、国立劇場や文楽劇場などの利用料金の割引も受けることができる制度になっています。

国立演芸場関連の特典としては、

  • 国立演芸場のチケット予約の会員特典
  • 国立名人会・花形演芸会・特別企画公演の申込を一般発売の前日から申し込み可能
  • チケット料金の10%割引
  • チケットの送料無料

などがあります。毎月のように国立演芸場で落語を楽しみたい人にとってはお得になります。

国立名人会や花形演芸会は、売り切れることも多いのでチケットを確保したい場合には「あぜくら会」に入会するとお得に利用できるでしょう。

入会方法の順序は次の通りです。

  1. 資料請求フォームから申し込み
  2. 入会申込書を記入して送付
  3. 会員証の送付

「あぜくら会」は有料の制度となります。

  • 入会金2100円(税込)
  • 年会費2100円(自動更新・税込)

となっています、有料となりますので利用頻度の高い人はお得に利用できる会員制度です。

国立演芸場は2023年10月末で取り壊される

最後に、国立演芸場の建て替えについて紹介していきます。

現在の国立演芸場は1979年に開設された劇場で、隣接する国立劇場(1966年開設)と同様に老朽化が進んでいることに伴い、2023年10月末に閉場となります。

建て替え後も、同じ場所に国立演芸場は復活し、2029年に再開予定となります。

国立演芸場の建て替え中も、主催の興行は制作される予定となっています。

初代の国立演芸場も見るチャンスが少なくなっていますので、予定を合わせて寄席に行ってみてはいかがでしょうか?

まとめ

ここまで唯一の国立の寄席小屋である「国立演芸場」について紹介してきました。

国立演芸場で落語をみるための主な公演は次の通りです。

  • 毎月1日から11日まで開催される上席
  • 毎月11日から21日に開催される中席
  • 若手の注目株が中心の出演する「花形演芸会」
  • 名人上手をたっぷり見られる「国立名人会」
  • 貸劇場公演の夜公演

などで見ることができます。

上席と中席については、落語協会と落語芸術協会に所属する落語家などが交代で出演します。

国立演芸場のチケット入手方法は主に3つの方法があります。

  • 国立劇場チケットセンターのインターネット予約、電話予約
  • チケットぴあでのチケット予約(コンビニからも購入可能)
  • 当日窓口で購入

チケットをお得に利用するファンクラブ制度「あぜくら会」もあります。

チケット一般発売の前日から予約できたり、料金の10%割引やチケット送料無料などの特典もあります。

資料請求後、必要事項を記入した申し込みを送付後会員証が返送されます。

入会金2100円/年会費2100円が必要となりますが頻繁に利用する人はお得に利用できる制度になります。

国立演芸場の座席は、300席で舞台が高く設定されていますので後方や端からも見やすい構造になっています。

国立演芸場へのアクセスは、東京メトロが便利です。

  • 半蔵門線・半蔵門駅1番出口
  • 有楽町線/半蔵門線/南北線・永田町駅4番出口

を利用すると移動距離も短く行くことができます。

駐車場も約300台あり、チケットを提示すれば終演時間まで利用できます。(普通車は500円)

国立劇場との併用となりますので、駐車台数は300台ありますが注意が必要です。

現在の国立演芸場は2023年10月に閉場となります、初代の国立演芸場を楽しめるチャンスも少なくなっています。

2029年には再開場予定ですが、主催の興行は建て替えの間も制作予定となっています。

建て替えも目前ですが、永田町という東京の中心で落語を楽しめる場所として珍しい体験もできます。

機会を見て国立演芸場での落語を楽しんでみるとよいでしょう。

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