一般的に「寄席」と呼ばれるもののイメージとして落語をやっているというイメージが強いと思います。
最近では「ルミネtheよしもと」や「新宿角座」「浅草フランス座東洋館」などの漫才師を中心とした定席小屋も定着しつつあるので、漫才というイメージを持っている方もいらっしゃると思います。
そんな中、東京では浪曲や講談といったものを中心にした寄席も存在します。ここでは東京で見られる講談や浪曲を中心に構成された寄席を紹介します。
毎月1日から7日まで浪曲の寄席がある浅草木馬亭
演芸の町や観光地として有名な浅草にある浪曲を中心とした寄席が行われているのが東京都台東区浅草2丁目にある「木馬亭」です。
1970年5月の開館以来、浪曲の常打ち小屋として現在も興業を続けています。
客席数は131席とそれほど大きな会場ではありませんが、近年では若い女性を中心に徐々に入場客の数も増えているようです。
ここでは、日本浪曲協会が主催する定席として毎月1日から7日まで連日公演が行われています。
午後12時15分から16時ごろまでたっぷりと行われ、女性浪曲師の玉川奈々福さんや若手で成長著しい玉川太福さんなど若手からベテランまで毎日8人出演します。
8人の出演者のうち1人は講談師の出演となりますので、講談・浪曲どちらも楽しむことができます。
料金は、一律2000円で、25歳以下は半額で鑑賞することができます。
お江戸上野広小路亭では、月に一回の「浪曲広小路亭」
毎月第4日曜日には、JR御徒町駅からほど近い「お江戸上野広小路亭」にて4人の浪曲師を楽しめる「浪曲広小路亭」が開催されています。
日曜日の13時からで4人の公演で2時間程度の上演時間となりますので、浪曲を初めて見るような方にも見やすい環境で楽しむことができます。
料金は、当日2000円で予約をすれば1500円で楽しむことができます。
お江戸日本橋亭では講談協会が主催の「日本橋亭講談夜席」
人間国宝である一龍斎貞水が会長を務める講談協会が毎月第3木・金の2日連続で行われるのが「日本橋亭講談夜席」です。
両日5人の講談師による講談が行われ、当日2000円で楽しむことができます。
またお江戸日本橋亭で不定期に朝9時30分から「朝練講談会」と称して前座クラスの2名による公演も行われています。
スケジュールに関しては講談協会のホームページから確認が可能です。料金は当日のみで1000円で楽しむことができます。
時間帯と予算に合わせても楽しめる
意外に講談や浪曲の定席というのも存在していましたので、時間と予算に合わせて初心者の方も楽しむことができます。
また浪曲協会や講談協会の会員になれば、割引制度なども利用できますのでコンスタントに浪曲や講談を楽しみたいという人には会員になってみてお得に楽しむという方法も利用できます。
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